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未経験、自己資金ゼロで副業で農業をやる!就農支援しても農家が増えない理由

農家じゃなければ農地を借りられない、農地がなければ農家になれない・・・なんじゃそりゃ?

玉子が先か鶏が先か論ですね。新規就農支援とか、農業をはじめる人を応援します!とかいってますが、実際に普通のサラリーマンが農家になるなんて殆ど無理ゲーです。

なぜなら、表面的には応援をしますと言いつつも、本音の部分で「利権でガチガチの業界によそ者は入ってくるな」というか、入るためのハードルをとてつもなく高く国が定めているからなんです。そういえば、2050年に農家が半減するんでしたっけ?その割に危機感がありませんね。

多くの自治体に新規就農の相談窓口があります。そこで相談すると、農業公社とか農業振興公社という団体を紹介され、そこで具体的な話を聞くように言われます。というか、僕は言われました。で、僕が相談したのは、本気で農業をやりたい。しかし、農業はやったことがない。なので、農地を借りて現在の仕事をつづけながら、兼業農家から始めたいという内容。

すると帰ってきた答えは

市民農園でも借りて家庭菜園やったらどうですか?

は?それ農業じゃねぇし、副業としてスタートしたいんだってばよ。兼業農家になりたいと言ってんの。最初は失敗もするでしょうが、実際に農業やりながら勉強したいと言ってるんですよ。百聞は一見に如かず、同じようにノウハウを学ぶにも実地でやったほうが効率いいでしょう。まあ、あらかた予想はしていましたが、ほとんど門前払い。

実家が農家じゃない一般人は、まず仕事を辞めて、最初の道具用意したり初期費用の自己資金を用意して、研修中から収益が上がるまでの生活費を用意して、そこから学校行くか研修するかして、農家として認められて、足りない資金は借りて、その後に農地を探してください。とのこと。

一つ方法があるとすれば、誰かの農地を使わせてもらう。借りるのではなく「使わせてもらう」方法なら出来るかもしれないとのこと。相談に乗ってくれた人はとてもいい人で、なんとか実現できないか現地スタッフを紹介してくれたりしたんですけどね。その人に会うより先に、自分で畑を見つけてしまいました。

闇小作というやつです。それしか方法がない。

ようするに、仕事を辞めていきなり専業でやる奴しか認めないという無茶な話。

いやいやいや、それおかしいでしょう。農家の実態を見てみると、専業農家って全体の33.3%。兼業農家は66.7%(2015年農林水産統計より)と、圧倒的に兼業農家が多いんです。

普通に考えて「農業だけで食えないよ」というのが常識。

そんな厳しい専業農家を初心者に勧めるっていうの?おかしいでしょうよ。

なので、新規就農で兼業農家になりたいというのは非常識な話じゃなくて、真剣に農家になろうとするから実現可能な規模から始めたいという現実的な新規就農のスタイルなんです。それを、いきなり仕事辞めて、ベテランでさえ難しい専業前提じゃなきゃ話にならないとか、新人に大きなリスクを負わせて、プレッシャーかけちゃうんですよ。これじゃあ、本気で農家を増やす気があるのか?って話しです。

やってみないと出来るかどうかわからない。

例えば企業が新しい分野にチャレンジする場合。まあ僕はネットメディアをやろうとしているので、例としてネットメディア系の会社があったとします。本業とうまく連動させながら、事業の多角化を図るために農業を始めようとしました。普通なら新規事業部を立ち上げ、本業を維持したまま別事業をスタートしますよね。始める前に十分なリサーチも準備もするでしょうが、結局は自分でやってみなけりゃ分からない。なので、規模を限定して、本業で得た利益から事業予算をねん出して、最悪の場合は損切りして撤退という事も想定してやるんです。当たり前の事ですよね。

実際にやってみて業として成り立つかを判断し、引くか進むかを決めるんです。何事もやらないと出来るようにならないし、出来るかどうかはやってみないとわからない。

これは個人も一緒で、いきなり今の生活を捨てて農業に全力投球なんて、いくら事前に調べたとしても、誰かの農業を手伝ったとしても、リスクが大きすぎる。当然最初は失敗もあるだろうし、実際に自分でやってみると無理だと判断して撤退することだってあり得るんです。それなのに、最初から借金までして背水の陣ってのは無茶ですよね。

え?農地を貸す農家の事を考えろ?そこを調整したり、保証したりするために行政や公社などが間に入るんでしょうよ。実際に地域によってはそういう団体ありますよね、農地を団体が一括で借り上げて共用の農業機械まで用意して新規就農希望者に使わせるという団体が。ごくごく僅かですが。それを公社とかでやればいいんじゃないんですかね。予算も用意されてるんじゃないですか、農水省だけでも新規就農者のために250億くらいの予算組んでませんでしたっけ?

現在の新規就農の制度を見ていると、自己資金用意させて、制度で有利な貸し付けというやつを利用させて、農機具や設備を買わせて、農協がインセンティブをもらう。とか考えてんじゃないの?

税金で新規就農の支援予算が組まれ、新規就農者が制度を利用して借り入れ、言われるままに設備や機材を購入する。なんせ素人同然ですから、その道のベテランや業界の人から言われればその気になっちゃいますよ。で、結果として制度の予算、税金が間接的に農協と関連企業に入っていく。まあ、これは僕の推測にしかすぎませんが、こんな風に邪推されてもおかしくない状況ですよ。だって、新規就農相談の書類にいきなり自己資金書かされたり、融資を前提としたような事業計画を立てましょうって、相談しながら埋めていく項目があるんですもん。

そして、一般的に農業は新規開業なので開業資金が必要ですってステマやってるじゃないですか。ググったら、開業資金の話だらけですよ。

例えばこんな記事、800万とかサイトによっては500万とか、それこそ数千万なんてことを書いてるサイトもありますよ。

最低800万円の自己資金が必要
農業はラーメン屋や弁護士、職人と同じ自営業ですから、まずはお金がなければ始められません。さらに農機具も準備しなければならず、土地の確保も難しく、住宅も必要です。自己資金は、例えば1年分の生活費とランニングコストに充てる500万円プラス設備投資300万円として、最低でも計800万円が必要です

プレジデントオンライン

実際、農地と最低限の道具があれば農業は出来る。

はずなんですよ農業って。そもそも中途半端な初期投資をしたからと言って、そうそう儲かる業界じゃないんですから。いや、個人でできるような規模だと、儲からないと考えるのが自然でしょう。だから兼業農家が約70%もいるんです。だからどんどん農家が減っていくんです、跡を継がないんです。そんな事業に、いきなりすべてを賭けろみたいな覚悟を求めるのは乱暴というものでしょう。

ネットで見た新規就農の相談に、したり顔の自称「新規就農支援」に携わるプロという人が回答していたのですが、自分の事業の十年間くらいの事業計画が立てれないやつは農家に向いてないとか言ってたんです。

そのままの言葉を借りると「残念ながらあなたには事業経営の才を感じられません、失敗するのが目に見えてるのでやらない方がいいです」って、バカじゃないかと思いますよね。正確に十年先までの事業計画を立てられる人や企業があったら教えてもらいたい。計画は立てられますよ、ただ、計画通りにはいかないのが常識。指針となる計画を立て、やりながら現場合わせというは常識です。そして、開業する際に撤退ラインを決めるのも当然、失敗も想定するのが事業計画です。

受け入れ側がこんなだから農業に興味は持っても、実際にやってみようなんて考えるのは一部しかいないんですよ。結果として農家が減り続けるんです。

何事もやってみないとわからないし、やらない事には出来るようにならない。失敗するかもしれせん、それが事業です。が、現在の仕事をつづけながら、余剰の資金でやればリスクも殆どないわけです。最悪、撤退すれば現状維持、そこから得たことを元に、再チャレンジも可能になるんです。

そもそも、事業を起こして最初から成功させようなんてのは、事業をやったことが無い人の意見。事業なんて一度目は失敗なんてのはあたりまえ。

なんでこういう就農の仕方を認めないのでしょう。「金貸すよ」よりも「まず場所を提供するから出来る範囲でやってみな」という支援をしたほうが、今の制度なんかより遥かに新規就農の支援になると思うんですけどねぇ。

まあ、莫大な税金が投入されてる保護産業ですし、農協というバケモノみたいな政治圧力団体もあるわけですから、何を企んでいるのか知りませんがね。とにかく僕は、自分にできる範囲で、制度を利用しない新規就農というか勝手農業をやらせていただきます。

勝手農業っていい響きだねw

なかなか農業を始めるハードルが高すぎて、無性にイラつきながら書いたのであらっぽい記事になってしまいました。ご容赦を。

なんとか頑張って、農地は目途が立ちました。副業から農業を始めるには、個人的に農地を「借りる」ではなく「使わせてもらえる」人を見つけなければなりません。

で、方々に声掛けして、しっかり僕の考えを伝えたうえで無事に農地を使わてもらえることになりました。まだ業としてじゃなく、あくまでも実地でノウハウを学ぶためのスタートですけどね。農地を使わせてくれる方が、道具も貸してくれるし、やりかたは教えてあげるから聞いてくれとのこと。いきなり良い人に巡り合う事ができました。まずは後先考えず、がむしゃらに動いてみる事ですね。ここから少しずつ副業として兼業農家をやってみて、その手応えで先のことは考えます。

最初は失敗の連続だと思いますが、それも別の仕事で生活を担保していれば楽しい失敗というものです。

という事で、どんな結果になるのか当サイトですべて実況していきます。金も経験もないけど農業をやってみたい!という人には、何か参考になればいいなぁと思っています。

福岡市で田舎暮らし、都市近郊のトカイナカ暮らしの目玉コンテンツとして連載していきますので「興味がある人」は乞うご期待。興味がない人は無視してくださいね、僕が勝手にチャレンジしてるだけなので。



 

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