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江戸時代の和菓子って聞いたら食べたくならない?「鶏卵素麺」と「鶴乃子」

石村萬盛堂という明治時代から博多で営業してる老舗の和菓子屋さんで古(いにしえ)系のお菓子を買ってきました。

前の記事で書いたんですけど、この前、石村萬盛堂の本店に行ってきたんですよ。で、行くからにはちゃんと買い物もしなきゃ・・・という事で、お店の看板商品「鶴乃子」と「鶏卵素麺」を買ってきたわけです。鶴乃子といえば博多の地元では知らない人がいないというくらいメジャーなお菓子で、昭和初期頃に舶来のマシュマロ技術を取り入れて開発されました。博多銘菓として100年以上の歴史があるお菓子です。

そしてもう一つ、今回の目玉ともいえるお菓子が「鶏卵素麺」、そもそも「鶴乃子」は鶏卵素麺を作る際に大量に出る卵白を利用して作られたもの。つまり、鶴乃子の生みの親みたいなもんなんです。発祥は桃山時代に長崎平戸に伝来した南蛮菓子、日本で本格的に製造販売が始まったのは江戸時代初期1673年、博多での事でした。そして今もその製法が受け継がれ、僕たちが普通に食べる事が出来るんですよ。

ね?気になるでしょ?

1673年と言えば今から340年も前。そんな古い時代の人がどんな物を食べていたのか、これを食べればその一端に触れる事が出来るんです。まさにお菓子界の生きた化石、文化財みたいな存在なんです。もうね、ワックワクですよ。

まず最初に食べてみるのは「鶏卵素麺」

今回買ってきたのはお徳用のタイプ。本当は束ねてあるんですが、チョット予算オーバー。貧乏なんですよ僕。

鶏卵素麺1

生菓子なので日持ちがしません、購入の際にも賞味期限は翌日までと言われました。なので、遠方に持っていくには向きませんね。

蓋を開けてみると鮮やかな黄色、鶏卵素麺は沸騰させた氷砂糖に卵黄を細く流しいれ、素麺状にして束ねて冷やしたもの。なので、卵黄の黄色が鮮やかに出るんですね。

鶏卵素麺2

箸でつまんでみると、思ったより柔らかい。砂糖を溶かして固めただけに粘りがありますね。

味はなんていうんだろ、一言で言うなら「超甘いカステラ」ですね。そういえばカステラもポルトガルのお菓子、あっちのお菓子ってこういう風味が出るんでしょうか。食べた瞬間にカステラの風味が口の中に広がって、とにかく甘い、くどいくらい甘いです。けど、あのカステラの甘い部分を凝縮したような味で、チビチビ食べ続けてしまうんですよ。ブラックコーヒーのお茶うけに合います。コーヒーの香りと混ざると・・・これがメッチャ美味しい!

以前、戦国時代から続く砂糖をまぶした豆を作ってる店で聞いたのですが、昔は砂糖が高級品で、沢山使ってるほど豪華で高級な菓子とされていたそうなんです。なので、昔の味そのままにするとメチャメチャ甘いと言ってました。そのお店では、今風に甘さを控えめにして販売していましたね。

という事は、この甘さは当時のままの味を受け継いでいるという事ではないでしょうか。それはそれで嬉しいですよね、どんな味だったか過去へ確かめに行くわけにはいきませんが、こうやって”おそらく”当時の味に近いであろうお菓子を食べられる。かつての上級武士や商人が食べたのと同じ味を味わう、江戸の文化に思いを馳せる歴史ロマンです。

鶏卵素麺3

続いてはコチラ「鶴乃子」です。100年以上愛されている銘菓。博多ではお祝い事なんかでもよく出されるお菓子で、年間6000000個も売れている超絶ロングセラー。

鶴乃子1

容器はプラスチックのようなシッカリした硬さがあります。マシュマロだけに、潰してしまわないようにという配慮でしょうか。

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蓋を開けると中から5個、鶴乃子が出てきました。包装紙が二色ありますが、どちらも中身は同じ。紅白になっているので、お祝いとして買うにも最適。

鶴乃子2

長い部分で5cm、高さ3cmあるのでマシュマロとしては大きいですよね。

鶴乃子4

ツルツルでプニプニ、とっても触り心地が良い。並みのマシュマロじゃないですよ、この感触は危ない、クセになりそうw

鶴乃子5

中に入ってるのは甘さ控えめの黄味あん。食べてみると、マシュマロ自体が甘いのでちょうど良いバランス。全体としてはかなり甘い部類に入りますが、僕は甘党なので全然問題ない。

そしてなにより、このトロけるようなきめ細かいマシュマロ、食感が抜群にいいですね。

鶴乃子6

博多は長崎が近いためか、昔ながらの老舗の銘菓が多いんですよ。砂糖は江戸時代後半の18世紀末まで輸入に頼っていたんです。鎖国している日本で輸入できる場所と言えば、唯一の国債貿易港「長崎」ですよね。長崎の防衛にあたっていたのは福岡藩、佐賀藩ですから、他の地域に比べると入手し易かったのでしょう。

昔ながらの和菓子。今と違ってとってもシンプルで素朴な味です。さすが長く愛されてるだけあって、安定感がハンパない。やっぱシンプルだからこそ、流行に関係なく人々に愛されるのでしょう。また、味だけでなく、時空を超えて過去の人たちと同じ味を食べているというロマンを感じる事が出来る素敵なお菓子でした。

鶏卵素麺あたりは、有名な歴史上の偉人も食べてるかもしれませんよ?

買ってきたのはコチラのお店↓

石村萬盛堂公式サイト⇒http://www.ishimura.co.jp/


 

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